集中と分散

投資の格言に「卵は一つの籠に盛るな」という格言があります。

これは「一つの籠にたくさんの卵を入れておくと、落とした時に全て割れてしまうので、なるべく籠を分けて入れましょう。」という意味です。

これを投資の世界に置き換えて、「一つの銘柄だけに集中して投資すると下がった時大変です。

一つの銘柄に集中して投資するのではなく、たくさんの銘柄に分散して、どれかが下がっても良いようにしておきましょう。」

という分散投資の大切さを説いた格言になります。

これは一見、理に叶っているように見えます。

しかしたくさん分散すればするほど、リターンは平準化します。(上がるのもあれば、下がるのもある)

そして、何故、下がるかもしれないものに投資をするのでしょうか?

確かに全ての投資商品は、下がるかもしれない可能性を持っています。

しかし一番の原因は自分の投資判断に確信が持てず、下がるかもしれないと考えているので、弱気になり分散してしまうのです。

そしてリターンも分散してしまいます。

世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏はこう言っています。

「卵は一つの籠に入れて良く見張っておけ!」

ウォーレン・バフェット氏は自分の確信が持てる銘柄へ集中投資をして、莫大なリターンを得てきました。

これは銘柄だけではなく、自分の確信が持てる手法や商品を見つけたら、それに集中するのが良いとも言えます。

あなたが豚骨ラーメンを食べようと思ったら、中華屋に行くより豚骨ラーメン専門店に行くのではないでしょうか?

なぜなら、醤油ラーメンも豚骨ラーメンもチャーハンも・・・と全て極めるよりも、豚骨ラーメンだけに集中して極めた方が、美味しそうと感じるからではないでしょうか?

その方が効率も良く理に叶っています。

最初は色々試すかもしれません。

それは数年間かかるかもしれません。

しかし、試行錯誤する中で、あなたが確信を持って商品や手法を決められる時が来ます。

その時はそれに集中する時かもしれません。

さらに飛躍できるでしょう。